口腔外科
口腔外科とは、外傷や口腔粘膜疾患などの治療や抜歯などのことです。
当院では、一般歯科では対応が難しい高難易度の治療や危険性が高い抜歯などにも対応しております。また、高度な技術を求められる歯根切除手術にも対応可能です。
代表的な口腔外科
当院では、以下のような処置に対応しております。
- 通常の抜歯
- 親知らずの抜歯
- 口内炎
- 歯の脱臼
- 歯根嚢胞切除手術
- 口腔がんの検査
- 小帯異常
親知らずは抜歯後に注意
親知らずを抜歯する手術は痛みを伴うわけではありませんが、術後に痛みや腫れが出ることがあります。親知らずが特殊な生え方をしていたり、歯肉に完全に埋まっていたりする場合は、歯肉を切開して抜歯を行うことがあり、その場合は痛みや腫れが出やすくなります。
ただし、抜歯後の痛みや腫れは、下記の注意点をお守りいただくことで抑えることが可能です。
ガーゼを噛み止血する
抜歯後は、ガーゼを噛んで止血することが大切です。抜歯すると歯が生えていた場所に穴ができ、そこにかさぶた(血餅)ができます。それまでは出血しやすい状態のため、清潔なガーゼをしっかり噛んで止血してください。
また、血行が良くなる行為である激しい運動や飲酒、長時間の入浴などは控えていただきます。
痛みがある場合は鎮痛剤を
親知らずの抜歯後は、麻酔が切れると痛みが生じることがあります。その場合は、医師から処方された鎮痛剤を指示通りに飲んでください。通常は3日〜1週間ほどで痛みが和らいでいきます。
腫れがある場合は軽く冷やしましょう
腫れが生じた場合、冷却することで炎症が和らぎます。ただし、冷やしすぎると血行が悪くなって治りが遅くなる可能性があるため注意が必要です。冷却シートなどを使用する場合は、取扱説明書に記載された時間や頻度を守るようにしてください。
顎関節症でお悩みの方
顎関節症の症状は個人差が大きく、症状の程度や現れ方に応じて治療方針を決める必要があります。軽度であれば、自宅でのケアや生活習慣の改善で改善することもあります。例えば、顎を無理に動かさずに口を開けるストレッチや、顎を温める方法などです。
重度であれば、歯科医師や口腔外科医による専門的な治療が必要になることもあります。治療法は、マウスピース療法や物理療法、手術などです。
また、ストレスや不規則な生活、歯の噛み合わせの異常などが原因となることもあるため、生活習慣の改善やストレス解消なども有効です。自己流でケアをするとかえって悪化する恐れがあるため、まずはご相談ください。
こんな場合は顎関節症かも
- 顎関節がカクカクといった音が鳴る
- 口を大きく開けられない
- 顎関節が痛い
- 口を開け閉めすると痛い
- 顎の周囲が腫れる
- 食べ物を噛むと痛みが出る
これらの症状がある場合は、早めにご相談ください。
顎関節症の治療法
患者さまの噛み合わせをチェックし、必要に応じてオーダーメイドのマウスピースをお作りします。これを就寝時に装着いただくことで上下の噛み合わせが均等になり、顎関節への負担を軽減できます。これをスプリント療法といい、顎関節症の基本的な治療法の1つです。
症状が改善した後は、必要に応じてクラウンや入れ歯などを用いて噛み合わせを微調整することがあります。症状が重い場合は手術が必要になることもありますので、なるべく早くご相談ください。